・2004年1月25日フサベル試乗会を行いました

 フサベル・ジャパンさんのご協力により僕のお店初の試乗会なるものを行いました。試乗車はFE450eにモタードキットを組み込んだ物とFE550eです。貸して頂けるだけでも有り難いのに、なんと泥んこでの試乗許可まで頂く事ができました。当初、有料コースでの試乗をと考えましたが、出来ればごくごく普通使い方(?)で乗ってみた方が良いと考え、近所の利根川河川敷にて勝手に試乗会を行ってしまいました。

 なんと言っても、泥んこでフサベルに乗れるという事で、誰よりも僕が一番はしゃいでいたのは言うまでもなく、この日を待ちこがれておりました。
 今回フサベルに試乗にあたり、KTMとの違いを比べてやろうと、事前に自分の525をしっかりと乗り込んだ後に試乗にのぞみました。前にも書きましたが、舗装路でFE550eにちょっとだけ乗せてもらった時にKTMの525EXC-Rを選んでしまった事を後悔するほどのショックを受けた僕でしたが、今回泥んこ上での試乗機会を得て、またまた別の意味でショックを受ける事となりました。

 泥んこでのフサベルは一言で表すならば、フレームが非常に硬い印象です。逆を言うならばKTMのフレームがしなやか過ぎるのかも知れませんが、KTMで感じた独特のフロントが粘り着くような感じは薄く、突き上げられる感じが非常に強くなり、パワフルなエンジンもあいまってかなり疲れます。後にサスペンションの調整やハンドル位置を若干変える事により、これまたかなり印象が変わるくらい乗りやすくなりましたが、やはりフレームが硬いという印象は最後までぬぐえませんでした。試乗後に思った事なのですが、フサベルをエンデューロバイクとしてしかみてませんでしたが、モトクロッサーとして見た時、あのフレームはかなりイケてるのではないかと思いました。(僕の525でモトクロスちっくな事をした時は、結構フニャフニャする感じでしたから....。FCってモデルが気になりますね)
 エンジンに関しては、550のエンジンは今回の使ったような狭いコースではちとパワフル過ぎ、アクセル操作にやや気を使う傾向です。泥んこでも450に乗ってみて〜、という思いが沸き上がりました。

 一転、舗装路でのフサベルは、今回お借りした両モデルともにキビキビ走り、特に550は下からモリモリトルクでどんなギア、エンジン回転からでもぶっ飛ぶ感じで前進します。それだけスロットル操作に対する反応はリニアな感じで、街乗りのような使い方では乗っていて非常に楽しいです。
 しかし、いざその気になってブンまわして走ろうと思った時、550はスロットル操作に気を取られすぎる傾向にあり、その点450はあまり気を使わずワイドオープンさせる事ができて非常に気分がよろしいです。450は一見するとスロットルを開けた際にドカンと前進する感じが無いので、力不足にも思えるのですが、実はグイグイと押し出すような加速がいつまでも、どのギアでも続き、気が付くと恐ろしいスピードが出ています。実際狭いアップダウンのあるワインディングで乗ってみましたが、あまり上り坂を意識することなく走る事が出来た事を考えると、パワーは十二分に持っているようです。
 そして、泥んこでは硬すぎると感じたフレームは舗装路ではシャッキリとした感じに思え、非常に良いです。特にモタードキットを付けた車体はまさにベストだと感じられました。サスペンションも泥んこ仕様のままでもダンピングが良く効いていて、オフロードバイクにロードタイヤをはかせた時独特の、のったりそったり感は非常に少なく、普段泥んこバイクに乗っている人ならば、このままでも街乗りは十分だと思えました。しかし、いざワインディングに持って行くと、やはり落ち着きが無い感じは否めず、なるほどモタードモデルはサスペンションストロークを短くしているわけだと思えます。

 

 最終的に僕の意見をまとめますと、泥んこで乗った場合、少々硬すぎるフレームやパワフルなエンジンが少々手に余るように思えました。対してモタードキットを組み込んだ車体は、今まで経験した事のあるこのようなバイクの中では一番と思え、軽い車体にパワフルなエンジン、それを余裕で受け止めるサスペンションとブレーキは言う事なしでした。これは初めてフサベルに乗せてもらった時以上のショックでした。もし今すぐ世の中で一台だけバイクを選べと言われたら、乗ったことありませんがモタードモデルのFS450eにすると思います。

 

 今回の試乗会を通して非常に興味深く思えたのは、当たり前ですが同じ物を評価していても人それぞ全く違う印象を持つと言う事です。一つの車両を重いと感じる人、軽いと感じる人。パワフルと感じる人、非力と感じる人、本当に千差万別でした。それは評価する人が普段置かれている環境に非常に大きく左右され、また時間と共にその評価は変化します。そんな中で、人それぞれのベストだと思えるバイクを見つける事は非常に難しいと痛感し、「うわ、コレ最高!」と思えるバイクに出会えた人は非常に幸せなのだと思えてなりません。

 余談ですが、今回試乗車を借りて計測したのは重量だけで、結果は下記ととおり。計測条件は、我が家のヘルスメータを使い、フサベルは両車種共に満タン(約9L)走行可能状態です。比較対象として我が客寄せパンダの重量を載せておきます。同じヘルスメーターで計測し、燃料は2Lで走行可能状態です。
 フサベルはモタードキットを付けると3kgほどフロントヘビーになるようです。KTMに関しては、7Lの燃料差を考えると、フサベルの方が軽い事になるようです。参考程度まで....。

  前軸 後軸 合計重量

FE450e+モタードキット

63.6kg 63.4kg 127.0kg

FE550e

60.6kg 63.6kg 124.2kg

525EXC−R

58.0kg 61.8kg 119.8kg

 

 

と、ヨタ話を長々と続けましたが、先日の試乗会の際に撮ってもらったビデオで〜す。Windows Media Playerで再生可能です。

現場到着

フサベル解説

弟(KDX)、あっちゃん(EXC-R)、鎌ちゃん(CR)

カズ(EXC-R)、鎌ちゃん(FE)

カズ(EXC-R)、鎌ちゃん(FE)その2

岡本(FE)

岡本(FE)その2

中村(EXC-R)、ちらっと弟(KDX)、岡本(FE)

熊(FE)、ちらっとクロちゃん(EXC-R)

あっちゃん(XTZ)

カズ(EXC-R)

 以上、敬称略
ビデオカメラを用意してくれたカズさんに感謝!